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小さなお子さんのレッスンについて♪

現在、私の教室の生徒さんの半数は、
就学前の小さなお子さんです


今日レッスンだった、昨年春から来られているCちゃんは、
幼稚園の年中さんですが、
本当にいろんな事が出来るようになり、


今日初めて弾くことになった楽曲も、
私の助けなしで、自分で指番号を見ながら初見で弾き、
一発OKを決めました


他の新しい楽曲にある、p(ピアノ)、f(フォルテ)、
mp(メゾピアノ)、mf(メゾフォルテ)などの楽語も、


読みも意味もしっかり覚えていて、
全部正確に答える事が出来、
私もお母様も、びっくりしたくらいでした


わずか1年足らずで・・・


本当に子供の成長って早いですし、
吸収力が素晴らしいと感心しました


一方、先日レッスンだった同じく年中さんのKちゃんは、
いつも元気で明るく練習も良く頑張って、
レッスンに通ってきてくれるのですが、


この日はどうにも調子が良くなくて、
「弾くのもイヤ」「歌うのもイヤ」「マグネットもしたくない」
「音あての旗もイヤ」「指番号の積み木もしたくない」・・・


という状態でレッスン時間が終わって、次の生徒が来ても、
一向にやる気が起きなくて


「じゃあ、もう次のコ来ちゃったから、また来週に聴かせてね♪」
と言った途端、


「いやあ~っ弾きたいの~弾くの~ピアノ弾くの~っ」と号泣してしまい・・・


いつもは、優しく穏やかに見守っておられるお母様も、
この日ばかりは・・・と、思われたようで、
「もう帰るよダメ


と、泣き叫ぶKちゃんを引きずるようにして、
帰られました・・・・


後からメールで「その後Kちゃんは大丈夫でしたか?」
とお聞きしたところ、


どうやら、
「練習はしてきたものの、自信が無かったから、
先生の前で弾くのが恥ずかしかった」そうで、


でも「弾きたい・・・」と言う気持ちもあるから、
他のこともするのも、嫌だったのでしょうね


で、お母様がよくよくKちゃんにお話を聞くと、
「やっぱりピアノが好きだから、頑張りたい」とのことで、
来週も頑張って通って来られることになりました♪


Kちゃんも、最初の頃より、かなり集中することも出来るようになっていますし、
出来ることもたくさん増えていて、


まだ習い始めて数か月なのに、
両手で弾けるようにもなって
Kちゃんなりに、本当に良く頑張っていると思うのですが、


どうしても、
「もっとちゃんとすれば、もっと出来るのに・・・
と、「より多く」を期待してしまうんですよね。


それはKちゃんが、音楽センスに「かなりよいもの
を持っているだけに、より一層・・・なのですが、


小さなお子さんにとっては、30分のレッスンの間、
「先生のいう事を聞いてしっかり集中する」という事は、


と~っても・・・
大変なことです。


大人だったら、調子が悪かったり、気分が乗らない時、
我慢も出来ますし、調子が良くない理由も、説明して話すことも出来ますが、


小さな子供さんは、
「なんだか今日、あんまり気分が乗らないの・・・」ということも、
上手く言葉で説明なんて出来ませんし、我慢も難しいですよね。


ですので私は、小さな子供さんがぐずって弾かなかったり、
なかなか行動に移せなかったりしても、


他の事をするように促したりしながら、
「何か、すぐやりたくない理由があるんだろうな・・・」
と考えて、様子を見守りながらレッスンしていきますが


やはり時間に限りがあり、延々とは待ってあげられないので


「言われた時にやらないと、時間が来て、
弾きたくても弾けなくなっちゃうんだな・・・」


ということが、少しずつ少しずつ・・・
分かっていってくれるといいな♪と思います


これから、年齢と共に、
出来ることもどんどん増えていってくれますしね


お母様方にとっては、なかなか辛抱の要ることだと思いますが、
どうか、ゆっくり長い目で見守って頂けたら嬉しいです


タイプの違う年中さんの2人ですが、
今後がそれぞれ楽しみな生徒さん達です♪


来週も、また元気なお顔を見せて下さいね♪
楽しみにしてます


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